冬でも自宅でパットは上達する。ジャスティン・トーマスのコーチが教える5つの練習ドリル

冬になるとコースから足が遠のき、パットの感覚だけがどんどん鈍っていく——そんな経験はありませんか。
実はプロの世界でも、オフシーズンの過ごし方がシーズン中のスコアを左右すると言われています。

今回紹介するのは、ゴルフメディア GolfWRX に掲載された、あるコーチの自宅パット練習法です。
特別な設備がなくても、リビングの一角で取り組める内容になっています。

教えてくれたのは「あのコーチ」

このドリルを紹介しているのは、マット・キレン氏。
ジャスティン・トーマスのショートゲームコーチとして知られ、2019年にはタイガー・ウッズのパッティングも指導した実績を持つ人物です
J.B.ホームズやバッド・コーリーなど、複数のPGAツアー選手のコーチも務めてきました。

そんな実力派コーチが「冬こそパットを鍛えるチャンス」として公開したのが、以下の5つのドリルです。

自宅でできる5つのパットドリル

1. 10 Left / 10 Right(左手10球・右手10球)

片手ずつでパットを打つ練習です。
左手で10球、右手で10球を打つことで、利き手側の「リリース(振り抜き)」の感覚と、もう一方の手の安定感を別々に養えるのがポイントです。
両手で打つと混ざってしまう感覚を、片手ずつに切り分けて確認できます。

2. パッティングマットでの20球チャレンジ

「Perfect Practice Mat」という、傾斜や距離感を再現した練習用マットの奥側から20球を打ち、目標は60球中47球成功(成功率78%)というもの。
数値目標があることで、漫然とした練習になりにくいそうです。

3. Ball Gate(ボールゲート)

パットのライン上にボールを並べて、狭い通路(ゲート)を作る練習法です。
ラインどり・スピード・転がり・ストロークの軌道を同時にチェックできるドリルとして紹介されています。

4. The Accelerator(アクセラレーター)

バックスイングを使わず、5フィート(約1.5m)の距離からパターをボールの後ろに置いて押し出すように打つ練習です。
目と手のタイミングを合わせ、パターヘッドの動きを感覚でつかむのが狙いだそうです。

5. Mono Y Mono(一対一の対戦形式)

同じマットを持つ友人と対戦形式で行う練習です。
一人での反復練習では得にくい、本番に近い緊張感の中でパットを打つ経験を積めるのが利点だと語られています。

読者にとっての意味・楽しみ方

どのドリルにも共通しているのは、感覚を「分解して確認し、また統合する」という考え方です。
片手ずつ確認し、数値で成功率を測り、ライン取りを可視化し、体の感覚をつかみ、最後は実戦形式で試す——という流れは、そのまま自宅練習のロードマップとしても使えそうです。

専用マットがあれば理想的ですが、ボールを並べるだけでできるドリルもあります。
「コースに出られない時期こそ、パットの基礎を作り直せる」というのが、キレン氏のメッセージのようです。

まとめ

シーズンオフの数ヶ月は、ラウンドの機会が減る分、こうした基礎練習にじっくり向き合える時期でもあります。
今回のドリルを1つずつでも試してみると、春先のパット力に違いが出てくるかもしれません。

さらに深掘りしたい方へ