全英オープンの硬いグリーンが生んだ新機構 Bettinardi「BB1 FITZ Flow」パターの選び方

グリーン上でボールがうまく転がらず、狙った場所に止められなかった経験はありませんか。
実はツアーのトッププロでも、コースコンディションが変わるだけでパターへの信頼を失うことがあります。

今回取り上げるのは、マット・フィッツパトリック選手が全英オープンで直面したまさにそんな悩みと、それを解決したBettinardiの新しいパターです。
彼が普段使っているBB1 FITZ Flow(BB1 FF)は、硬く刈り込まれた全英オープンの速いグリーンでソールが滑ってしまい、ストロークの入り方が安定しないという問題を抱えていました。

何が新しい・話題なのか

Bettinardiのチームはこの問題に対して、パターのソール部分にハニカム(蜂の巣)パターンのミーリング加工を新たに追加しました。
この加工によってソールとグリーン面の接地が安定し、構えたときにボールの後ろで打面がぶれにくくなったといいます。
全英オープンで使われたこの改良は、その後リテール版のBB1 FITZ Flowにも標準装備として反映されました。
つまりツアーで生まれた解決策を、一般のゴルファーもそのまま手に入れられるということです。

選び方・違い

パター選びで意外と見落とされがちなのが「ソールとグリーンの相性」です。
BB1 FITZ Flowのように、グリーンの硬さ・速さに応じてソールの設置安定性を高める設計は、特に次のようなゴルファーに向いています。

  • 速くて硬いグリーンが多いコースを回る機会が多い方
  • ストロークの入り方(ボールへの入射角)が安定せず、距離感がばらつきがちな方
  • ブレード型パターの操作性を保ちつつ、ミスへの許容度も欲しい方

一方で、パットの一貫性よりも「大きく曲げず真っすぐ転がしたい」という方には、慣性モーメントの大きいマレット型パターの方が向いている場合もあります。
ブレード型は感覚的な操作性に優れる反面、慣性モーメントはマレット型に比べて小さめなので、その点は好みと相談しながら選ぶとよいでしょう。

打感の面では、フェースに施された「Fitz Face」というセミサーキュラー(半円状)のミーリングパターンも特徴です。
フィッツパトリック選手の好みに合わせて30本以上の試作を重ねて作られたパターンで、柔らかすぎず硬すぎない打感と転がりを目指しているとのことです。

評価・実績

フィッツパトリック選手はPGAツアー5勝・DPワールドツアー10勝という実績を持つトッププロで、このBB1 FITZ Flowを長年トーナメントで使い続けています。
全英オープンという最も厳しいグリーンコンディションの舞台で生まれた改良という点も、性能の裏付けとして分かりやすいポイントです。

価格・どこで買えるか

BB1 FITZ Flowは303ステンレススチール製・ヘッド重量350gで、フィッツパトリック選手のシグネチャーである「TourTone」仕上げ(ブラックアーマーとダイヤモンドブラストの2層仕上げ)が施されています。
Lamkinのブラックグリップ、マグネット式ヘッドカバーが標準で付属します。

価格は550ドルで、Fairway Jockey等の正規取扱店で購入できます。

Bettinardi Golf 公式サイト

最新の在庫・価格は変動することがあるため、購入前に公式サイト等で確認することをおすすめします。

まとめ

ツアーの過酷なコンディションで生まれた工夫が、そのまま市販モデルに反映されるのはゴルフギアの面白いところです。
グリーンの速さ・硬さに悩んでいる方は、ソールの設計にも目を向けてパター選びをしてみてはいかがでしょうか。

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