ゴルフ初心者の練習、何から始めれば上達できる?順序とコツを解説

「打ちっぱなしに行ったけど、何をすればいいんだろう」——ゴルフを始めたばかりの頃、そんな迷いを感じたことはありませんか。
バケツいっぱいのボールをひたすら打ち続けて、ヘトヘトになって帰る。
それを繰り返しても、なぜかスコアが縮まっていかない。

実は、ゴルフの上達スピードは「何を練習するか」よりも「どの順序で練習するか」に大きく左右されます。
正しい順序を踏まないまま球数を重ねると、悪い癖が体に染み込んでしまい、後から直すのに何倍もの時間がかかります。
この記事では、初心者が最初にやるべき練習の手順と、つまずきやすいポイントをまとめました。

まず、道具の選び方やコースデビューまでの全体像はゴルフ初心者が最初に知っておきたいことでまとめていますので、練習と並行して確認しておくと理解が深まります。

多くの初心者が遠回りしてしまう理由

打ちっぱなし練習場に行くと、ドライバーを持ち出して最初から全力フルスイングを繰り返している方をよく見かけます。
気持ちはわかりますが、これが上達を遅らせる最大の原因です。

フォームが固まっていない段階でのフルスイングは、悪い癖を「反復」しているだけ
プロゴルファーが何百球と打つのは、正しいフォームが体に定着しているからこそ意味があります。
基礎がない段階で数をこなしても、誤った動きが強化されていくだけです。

もう一つ多い誤りは、「週に1回まとめて打つ」パターン。
月に4時間を一度に使うより、週に1時間を4回に分けたほうが体の記憶に残りやすく、上達が速いとされています。
練習の頻度を増やすことが、実は遠回りに見えて近道です。

ステップ1:グリップとアドレスを先に固める

練習場で打ち始める前に、「グリップ(クラブの握り方)」と「アドレス(構え)」をしっかり確認しましょう。
この2点はゴルフのすべての動きの土台で、ここがずれると何をやっても上手くいきません。

グリップで押さえるポイント:
– 中指・薬指・小指の3本でしっかり握る(フィンガーグリップ:手のひら全体でなく指で握る)
– 両手がV字を描くように合わせる
– 力み過ぎず、クラブが落ちない程度の強さで

アドレスで押さえるポイント:
– 肩幅程度に足を開く
– 膝を軽く曲げ、腰を30〜40度前傾させる
– 背中はまっすぐ、お尻を少し後ろへ出す

鏡やスマートフォンの動画で自分のフォームを確認する習慣が大切です。
「なんとなく正しそう」ではなく、毎回同じ形を再現できることを目指してください。

ステップ2:7番アイアンではなくPWか9番から始める

「初心者は7番アイアンで練習しなさい」とよく言われますが、実はこれ、初心者には少しハードルが高い選択です。
7番アイアンはシャフトの長さがある程度あるため、正確に当てるのが難しめ。

最初はピッチングウェッジ(PW)か9番アイアンから始めるのが上達の近道です
シャフトが短いぶんクラブが扱いやすく、ボールをクリーンに捉える(芯で打つ)感覚が早くつかめます。
「ちゃんと当たった」という成功体験を積み重ねることが、フォームの定着を助けます。

PW・9番でハーフスイングが安定してきたら、8番・7番と順番に移っていきましょう。
焦らずステップを踏むことが、結果的に一番の近道です。

ステップ3:ハーフスイングから始めて、少しずつ振り幅を広げる

クラブを持ったら、最初はフルスイングを目指さず肩の高さまでクラブを上げるハーフスイングから練習します。
振り幅を小さく抑えることで、クラブの軌道や体の回転を意識しやすくなります。

練習の流れはこの順序です:
1. ハーフスイング(クラブを肩の高さまで)
2. スリークォーター(クラブを頭の後ろあたりまで)
3. フルスイング(バックスイングを最大まで)

ハーフスイングで7〜8割のボールをまっすぐ飛ばせるようになってから次へ進む、というペースで問題ありません。
「まだフルスイングできていない」と焦る必要はまったくありません。

つまずきやすいポイント

「球数をこなせば上手くなる」は間違い

目的なく100球打ち続けるよりも、「今日はハーフスイングでフェアウェイに打つ」などテーマを1つ決めて50球集中するほうが圧倒的に上達します。
練習場に着いたら、まず「今日の課題」を1つ決めてからスタートしましょう。

ドライバーの練習は後回しで良い

コースでドライバーを使うのは1ラウンドで最大14ホール。
対してアイアン・ウェッジは毎ホール使い、スコアを左右します。
隣の人がドライバーを振っているのを見ると気になりますが、基礎が固まる前のドライバー練習は非効率です。
まずアイアン・ウェッジでしっかり当てられるようになることが、スコアアップへの近道です。

スイングの細かい動作も確認しておこう

バックスイングやインパクト時の腰の回転など、スイング全体の動作についてはゴルフスイングの基本を徹底解説で詳しくまとめています。
練習と並行して参考にしてみてください。

まとめ

初心者がゴルフ練習で最初にやるべきことは、「グリップ・アドレスの基礎固め → PWでのハーフスイング練習 → 段階的なスイング拡大」という順序です。
球数よりもテーマを持った反復練習が、最速の上達ルートになります
焦らず基礎を積み上げた分だけ、コースでのスコアに確実に反映されていきます。

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