ミン・ウー・リーの最新セッティングに学ぶ、クラブ選びで「ブランド」より優先すべきこと

ドライバーはA社、アイアンはB社、パターはC社——そんな組み合わせ、なんとなく「ちぐはぐ」に感じてしまうことはありませんか。
売り場でも「まずはメーカーで揃える」という人は多いはずです。

でも、世界のトッププロのバッグを覗いてみると、実は事情が違います。
今回は、2025年にPGAツアー初優勝を果たしたオーストラリアの人気選手、ミン・ウー・リーの2026年7月時点の最新セッティングから、クラブ選びのヒントを探ってみます。

何が話題になっているのか

ゴルフメディア「Today’s Golfer」が2026年7月8日に公開した「What’s In The Bag」で、ミン・ウー・リーの使用クラブが更新されました。
中身を見ると、こんな構成になっています。

  • ドライバー:Callaway Elyte Triple Diamond(ロフト角8.5°、シャフトはFujikura Ventus Blue 6X)
  • フェアウェイウッド:Callaway Elyte Triple Diamond(16.5°、Ventus Blue 9X)
  • アイアン:Callaway X-Forged(4〜5番)+Forged Prototype(6番〜PW)、シャフトはNippon Modus 125X
  • ウェッジ:Callaway Opus(50°)、Titleist Vokey Design SM10(56°)、Titleist Vokey Design WedgeWorks(60°)
  • パター:Odyssey O-Works #1 Wide
  • ボール:Callaway Chrome Tour X
  • シューズ:FootJoy Premiere Series

ドライバーからアイアンまではCallawayでまとめつつ、ウェッジだけTitleist Vokeyを2本投入している点に注目です。
世界トップクラスの選手であっても、ウェッジのように「感覚」がものを言うクラブでは、契約ブランドの枠を超えて自分に合うものを選んでいるわけです。

選び方・違い——アマチュアが真似できる考え方

もちろん、8.5°でシャフトがX(エクストラスティッフ)フレックスのツアー仕様をそのまま真似るのはおすすめできません。
ヘッドスピードが遅い状態でこの組み合わせを使うと、球が上がらず飛距離も出にくくなってしまいます。
真似るべきは数値ではなく「考え方」です。

1. アイアンは番手ごとに役割を分けていい
ミン・ウー・リーは4〜5番をX-Forged、6番〜PWをForged Prototypeという異なるモデルで構成しています。
長い番手は多少の寛容性を、短い番手は操作性を——という発想は、市販の「コンボセット」を検討する際の参考になります。
ミスヒットへの不安が大きいなら長番手だけキャビティ系、スコアに直結する短番手は打感重視、という選び方は中上級者にも応用できます。

2. ウェッジはブランドより刻みで選ぶ
50°・56°・60°という4°刻みの構成自体は、アマチュアにもそのまま参考になる王道のギャッピングです。
ブランドを一つに絞る必要はなく、グリーン周りで一番信頼できる打感のウェッジを、メーカーを問わず選ぶという発想は取り入れやすいポイントでしょう。

3. パターはヘッド形状で安定感を選ぶ
Odyssey O-Works #1 Wideはマレット寄りの安定感重視モデルです。
パットの再現性に悩んでいるなら、ブレード型よりもこうした慣性モーメントの大きいモデルから試してみるのも一つの手です。

評価・実績

ミン・ウー・リーは2021年のスコティッシュオープン優勝を皮切りに、2024年フォーティネット・オーストラリアンPGA選手権、そして2025年テキサス・チルドレンズ・ヒューストンオープンでPGAツアー初優勝を飾りました。
2026年シーズンも好調で、2月のAT&Tペブルビーチ・プロアムではキャリアハイとなるツアー・シグネチャーイベント2位に入り、世界ランキング31位につけています(2026年7月時点)。
妹のミンジー・リー選手も女子ツアーで活躍するプロという、ゴルフ一家でもあります。

価格・どこで買えるか

Callaway Elyte Triple Diamondシリーズやアイアン、Titleist Vokey Design SM10などは、いずれも各メーカーの現行ラインナップとして販売されています。
ツアー支給の特別仕様と市販モデルではスペックが異なる場合があるため、購入を検討する際は最新の価格・在庫を公式サイトや取扱店で必ず確認してください。

まとめ

トッププロのセッティングは、ブランド固執ではなく「クラブごとに何を優先するか」という判断の積み重ねでできています。
次にクラブを選ぶときは、メーカー名だけでなく、番手ごとの役割やクラブごとの信頼感で選んでみてはいかがでしょうか。

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