ザック・ジョンソン初優勝の裏にあった「ツアーAD IZ-6」、ドライバーシャフトで結果は変わるのか

ヘッドは気に入っているのに、なぜか思い通りの弾道にならない——そんなモヤモヤを抱えたことはありませんか。
実はその原因、ヘッドではなくシャフトにあることが少なくありません。
2026年7月、PGAツアーチャンピオンズの「Kaulig Companies Championship」でザック・ジョンソン選手が通算15アンダーというスコアで初のシニアメジャータイトルを獲得しました。
2位に6打差をつける独走劇でしたが、注目したいのはその勝因の一つとされるドライバーシャフトです。
使用していたのは、グラファイトデザインの「TOUR AD IZ-6」X-Stiffフレックス。
今回はこのシャフトを入り口に、ドライバーシャフト選びのポイントを掘り下げていきます。
何が話題になっているのか
TOUR AD IZシリーズは、グラファイトデザインの中でも高弾道・低スピンを狙える設計が特徴のシャフトです。
先端部にはTORAYCA T1100Gという高強度カーボン繊維に、NANOALLOY技術を組み合わせた素材を採用。
インパクト時のエネルギーロスを抑えつつ、中間部のしなりでタイミングも取りやすい設計になっています。
ハンドル側はしっかりめ、中間は中程度、先端は強めという「先中しっかりハンドル柔らかめ」とは逆のプロファイルで、シニアツアーのようにヘッドスピードがやや落ちてきた選手でも高い打ち出し角を確保しやすいと言われています。
ザック・ジョンソン選手はルーキーシーズンながらすでにシーズン3勝目。
年齢を重ねてもクラブセッティングを最適化すれば結果はついてくる、という好例と言えそうです。
シャフト選び、何を基準にすればいいのか
ここが今回いちばん伝えたいところです。
同じヘッドでも、シャフトを変えるだけで弾道もミート率も大きく変わります。
選ぶときの軸は主に3つです。
1. フレックス(硬さ)
TOUR AD IZシリーズはIZ-4からIZ-8まであり、番手ごとにR2・R1・S・X-Stiffと選べる硬さの幅が違います。
ヘッドスピードが速い人ほど硬め、ゆっくりな人ほど柔らかめが基本ですが、「振り遅れを感じるなら1段階柔らかく」「タイミングが合わせやすいなら硬め」というように、フィーリング込みで選ぶのがコツです。
2. 重量
同シリーズは46g〜83gと幅広く用意されています。
軽いシャフトはヘッドスピードを出しやすい一方、手元の暴れを感じやすい人もいます。
逆に重めは安定感が増しますが、スイングテンポが合わないと振り抜きにくくなることも。
試打の際は「振りやすさ」を最優先に確認すると失敗しにくいでしょう。
3. トルク(ねじれにくさ)
数値が小さいほどねじれにくく、操作性重視の上級者向けとされています。
IZシリーズは番手が上がるほどトルクが小さくなる設計で、自分のミスの傾向(左に引っかけやすい、右に抜けやすいなど)と照らし合わせて選ぶと方向性が安定しやすくなります。
プロが選ぶ意味
シニアツアーの選手は、若手時代と比べてヘッドスピードやスイングリズムが変化していることが多く、それに合わせてシャフトを見直すケースがよく見られます。
ザック・ジョンソン選手のケースも、ヘッド性能だけでなくシャフトとの組み合わせを詰めた結果が15アンダーというスコアに表れたと考えられます。
アマチュアゴルファーにとっても、「今使っているシャフトが今の自分のスイングに合っているか」を見直すきっかけになる話ではないでしょうか。
価格・どこで確認できるか
TOUR AD IZシリーズは全モデル共通でメーカー希望小売価格46,200円(税込)です。
取扱店やタイミングによっては実売価格が変動することもあるため、最新の在庫・価格は購入前に公式サイトや取扱店で確認するのがおすすめです。
気になる方は、まずグラファイトデザイン公式サイトでスペック表を確認したり、ゴルフショップの試打会でフィーリングを試してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ヘッド選びに目が行きがちですが、ドライバーの飛距離や安定性を左右するシャフトも見逃せないポイントです。
フレックス・重量・トルクの3つを自分のスイングと照らし合わせながら、一度見直してみてはいかがでしょうか。