PGAツアー優勝者ライアン・ジェラードの愛用クラブ、T100とT250を混ぜる理由

自分のアイアン、全番手を同じモデルで揃えていますか。
それとも「長い番手は易しく、短い番手は操作性重視」で分けていますか。
実はこの考え方、ツアープロのセッティングにもしっかり表れています。

何が話題か:PGAツアー優勝者の2026年バッグ

Golf Monthlyが伝えたのは、ライアン・ジェラード選手の最新バッグ紹介(WITB)です。
ジェラード選手は米ノースカロライナ州ローリー出身で、2025年7月のバラクーダ選手権(モディファイド・ステイブルフォード方式)で自身初のPGAツアー優勝を果たした選手。
ツアー47戦目での初優勝で、ツアー史上999人目の優勝者という節目でもありました。

そんな彼が現在使っているクラブは次の通りです。

  • ドライバー:Titleist GT3(11°)、Mitsubishi Tensei 1K Blue 60 Xシャフト
  • フェアウェイウッド:TaylorMade Qi10 HL(16.5°)、Qi35(24°)、Fujikura Ventus TR Red 7 Xシャフト
  • ユーティリティ:Titleist T250 3番アイアン(状況に応じて投入)
  • アイアン:Titleist T250(4番)+ T100(5〜9番)の混合セット
  • ウェッジ:Titleist Vokey SM10(46°)、SM11(50°・54°・60°)
  • パター:Scotty Cameron Phantom 3
  • ボール:Titleist Pro V1

ドライバーはタイトリスト、フェアウェイウッドはテーラーメイドと、メーカーをまたいだ組み合わせになっている点も見逃せません。

選び方・違い:番手ごとに「役割」で選ぶという発想

このバッグで一番参考になるのは、アイアンをT250とT100で混ぜているところではないでしょうか。

T250は寛容性と初速の高さを両立したモデルで、長い番手ほどミスヒットの影響を受けやすいことを考えると、4番のような長い番手に向いています。
一方のT100はツアープロの声から生まれたモデルで、打感やコントロール性を重視する設計。
グリーンを狙う5〜9番はスコアに直結するぶん、操作性を優先したい番手です。
つまり「飛距離と寛容性が欲しい長い番手」と「打感と精度が欲しい短い番手」を、別モデルで使い分けているわけです。

アマチュアがそのまま真似する必要はありませんが、「全番手を同じモデルで揃える」以外にも選択肢があることは知っておいて損はありません。
最近は主要メーカーが「コンボセット」として長い番手と短い番手で異なる設計のアイアンを組み合わせる提案をしており、この発想と近いものです。

ウェッジも、旧世代のSM10(46°)と最新のSM11(50°・54°・60°)を併用しているのが興味深いところ。
新モデルが出るたびに全部買い替えるのではなく、しっくりきているクラブは残しつつ、必要な番手だけ最新モデルに置き換えるという実用的な選び方が見て取れます。
ドライバーとフェアウェイウッドのメーカーを分けているのも同様で、「セットで統一」より「番手ごとに一番合うものを選ぶ」という考え方が、ツアーレベルでも珍しくないことがわかります。

評価・実績

バラクーダ選手権での優勝は、5つのボギーを喫しながらもバーディ・イーグルの連続ポイントで挽回する内容だったと伝えられており、最終的に2021年覇者のエリック・ファンルーウェンを3ポイント差で振り切っての勝利でした。
この優勝により、2年間のPGAツアー出場権を確保しています。
使用クラブの信頼性は、こうした本番での成績が裏付けているといえるでしょう。

価格・どこで買えるか

ジェラード選手が使うGT3ドライバーは、Titleist Japan公式によると純正シャフト(テンセイ1K)搭載で107,800円(税込)、ツアーADなどのカスタムシャフト搭載モデルで129,800円(税込)が目安です。
T100アイアンは2025年モデルの6本セットで143,900円前後という販売例が見られました。
ウェッジやパター、フェアウェイウッドは店舗によって価格が変わるため、購入前に公式サイトや取扱店で最新の在庫・価格を確認することをおすすめします。

まとめ

ツアー優勝者のバッグは、単なる「いいクラブの寄せ集め」ではなく、番手ごとの役割を考えた組み合わせでできています。
次にクラブを見直すときは、モデル名だけでなく「この番手に何を求めるか」から考えてみると、自分に合った一本が見つかるかもしれません。

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